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2016.05.17 TUE〜第10回安全大会を開催しました〜

4月26日(火)18時より当社3階会議室にて、平成28年度安全大会を開催しました。
神戸本社・東京支店が一丸となり、従業員総勢40名が参加して安全意識の向上を図りました。

 

社長による開会の挨拶に始まり、ビデオ映像で脚立作業時の安全留意事項を再確認しました。
また自動車運転に関して、高速道路での落下物による交通事故の実例をドライブレコーダーの映像で検証し、車間距離の重要性を従業員全員で再確認しました。

 

 

 

AEDについて
2015年10月16日に日本蘇生協議会(Japan Resuscitation Council:JRC)よりAED使用に関する「JRCガイドライン2010」が「JRCガイドライン2015」版へ更新されました。
主だった変更点を紹介したいと思います。

 

1.胸骨圧迫は5cm〜6cmの深さ
JRC ガイドライン 2010では胸骨圧迫(心臓マッサージ)で胸を押す深さは5cm以上となっていましたが、新しいガイドライン、JRC ガイドライン 2015では、『胸が約 5cm沈むように圧迫するが、6cmを超えないようにする』となりました。

 

これまでは胸骨圧迫の深さの限界が指定されていなかったので、深ければ深いほど良いと勘違いしてしまう可能性もあったかと思います。5cm〜6cmを正確に判断する事は難しいという意見もでそうですが、適切な深さの範囲が明確にされました。

 

・変更前(ガイドライン2010):5cm以上
・変更後(ガイドライン2015):5cm以上で6cmを超えない

 

2.1分間のリズムは100回〜120回
今回のガイドラインでは、胸骨圧迫の重要性がより高まりました。そのため圧迫に関する項目で変更点が多く、胸骨圧迫のリズムにも変更がありました。

 

ガイドライン2010(g2010)では「1分間に100回以上のテンポ」とされていましたが、ガイドライン2015(g2015)では、『100回から120回のテンポ』に変更されました。

 

胸骨圧迫の回数が多いほど生存率が高くなるとされていますが、適切な圧迫を長時間継続するためには無駄な圧迫を減らす事も重要です。速すぎると疲れるのが早くなり、特に一般人の胸骨圧迫では徐々に圧迫の深さが浅くなる事が分かっています。適切な圧迫を継続するため、120回という上限を設けたものと考えられます。

 

・変更前(ガイドライン2010):100回/分 以上
・変更後(ガイドライン2015):100回〜120回/分

 

3.胸骨圧迫では、胸をしっかりと元の位置に戻す
ガイドライン2015では、胸骨圧迫に関して『押したらしっかりと胸を元に戻す』という点が強調されました。
胸骨圧迫で胸を押した後、掛かる圧を解除する事が重要です。解除する際は完全に胸を元の位置に戻すように力を抜きます。
強く押すことばかり意識していると自然と手や腕に力が入ったままになって押しっぱなしになり、胸をポンプできなくなります。圧迫を1回行うたびに胸が元に戻るように注意して胸骨圧迫をする必要があります。

 

・重要点と注意点:胸骨圧迫を行う度に胸を元の位置に戻し、圧迫と圧迫との間で力を入れたり、もたれかかったりしない。
止まってしまった心臓の代わりに血液を循環させるイメージを持ち、適切な圧迫と圧の解除をして下さい。

 

4.胸骨圧迫の中断を最小限に
胸骨圧迫の中断についても、『胸骨圧迫を中断する時間を最小限にする』とされ、中断を最小限にする事が重視されています。

 

考えられる中断としては、胸骨圧迫を交代するタイミングや、人工呼吸、気道確保、AEDの電極パッドを貼る時やAEDの心電図解析時などが考えられます。そういった際の中断を出来るだけ短くできるようにする必要があります。

 

・重要点と注意点:胸骨圧迫の中断が10秒を超えないようにする
胸骨圧迫を中断している時間を最小限にする事が非常に重要です。AEDの電極パッドを貼る際も胸骨圧迫を継続する事が望ましいので、心肺蘇生はなるべく複数人で助け合って行うようにして下さい。

 

5.呼吸の確認に迷ったら、すぐに胸骨圧迫
ガイドライン2015では『呼吸の確認に迷ったらすぐに胸骨圧迫をする』という点も重視されています。
心停止した場合に「死戦期呼吸」と呼ばれる、しゃくりあげるような呼吸がみられることがあります。これは正常な息をしていない状態ですが、口元が動いているので呼吸をしていると勘違いしてしまうケースがあります。そのために心停止の判断が遅れる事がないよう、迷った場合はすぐに胸骨圧迫を始めるべきとされています。

 

・重要点と注意点:呼吸が異常と感じた場合は心停止状態とみなして、ためらわず胸骨圧迫しましょう。
傷病者を発見したら正常な呼吸かどうか、意識があるかの確認をしますが、この時不自然だなと感じたり、心停止かどうか迷った場合にはすぐにCPR(心肺蘇生法)を開始します。

 

6.119番通報で指示を仰ぐ
救急車を手配するために119番通報をすると、消防の通信指令員(通信指令をする人)から電話口で指示や指導が受けられます。

 

携帯電話やスマートホンの普及で、昨今は口頭での指示が容易になりました。その為心停止かどうかの判断に迷ったり、胸骨圧迫のやり方などが分からない場合は、『119番通報した際に電話を切らずに指示を仰ぐ』ようにしましょう。今回のガイドラインではこの通信司令員の役割が強調されています。

 

人が倒れていた場合の最初の流れを下にまとめます。

 

1.周囲の安全を確認してから近づく
2.肩(鎖骨の部分)を叩きながら声を掛けて、反応があるかを確認する。
3.反応がなければ、大声で助けを呼ぶ
4.周囲の人に119番通報とAEDの手配を依頼する。
5.心停止の判断に迷った場合は電話口で通信指令員に相談する。

 

・重要点と注意点:119番通報をして、救急車を手配したら指示を仰ぎましょう。

 

参加者全員が発表内容を真剣な表情で聞き入り、安全作業に対する意識を再確認しました。
最後に社長による講評があり、大会は終了しました。

2016.04.07 THU〜アタイムからのおしらせ〜

投稿欄をご覧頂きましてありがとうございます。

 

営業部の井上、宮崎と申します。

 

今回はパナソニック製の自動火災報知機の新製品を、ご紹介致します。
お待ち兼ねの自動試験器付きP型受信機の登場です!

 

 

自動試験機能付へのリニューアルは、一般感知器との混在も可能です。
既存の配線そのままで自動試験機能付に機器更新ができ、電線を引き換えるコストが発生せず、工期の短縮が可能です。
また、予算に応じて段階的なリニューアルが可能です。

 

部屋番号表示機能を標準装備。

 

発報時液晶画面に部屋番号を表示。火元を早急に特定し、迅速に対応することが可能。
また、パソコンで作成した部屋名称(英数字、カナ、記号)も液晶画面に表示できます。

パソコンで設定データを作成・管理が可能。回線数の多い物件など、盤面だけの操作では時間がかかる時におすすめします。
SDカードで、受信機の自動試験結果データや履歴情報も抽出可能で、施工調整、メンテナンスがスピーディに行えます。

 

                     

パナソニック防災NETより引用

 

 

操作も簡単で、確認もしやすくなっております。
機能が充実しており、メンテナンスコストを抑える事にもつながりますので、興味のある方は、お問い合わせ下さい。

2016.03.07 MON〜アタイムからのおしらせ〜

 投稿をご覧頂き ありがとうございます。
設備部メンテナンス二課からお知らせいたします。

 

 今回は「防火設備検査員に関する講習」の内容をご紹介させて頂きます。
国土交通省の協力のもとに事前に任意の講習として開催されており、
弊社では16名受講しました。 
 この資格は新たに新設される資格ですので、防火設備検査員の資格を取得している人は
現在いません。平成28年に改正建築基準法の施工に合わせて平成28年1月から、
順次、防火設備検査員資格取得の為の講習がスタートしています。

 

◎ 平成26年改正
 平成26年の建築基準法の主な改正点(平成28年6月施工予定)は、次のとおりです。
@ 定期調査・検査対象の見直し
 特に安全上、防火上又は衛生上重要なものとして政令で定める建築物や防火設備に
ついては、全国一律に定期調査・検査の対象とし、それ以外の建築物や防火設備等に
ついては、従来どおり特定行政庁が地域の実情に応じて指定を行なうこととなった。
A 防火設備に関する検査の徹底
 従来、防火戸・防火シャッターなどの防火設備については、建築物の定期調査に
おいて設置の状況、閉鎖又は作動の状況、劣化の状況等を目視による調査により
行なってきたが、感知器連動の防火設備については建築物の定期調査から、防火設備の
専門的知識及び能力を有する者(「防火設備検査員」という。)が検査を行なうことと
なった。
B 資格者に対する処分基準の明確化
 定期調査及び検査を行なうことができる者は、一級建築士、二級建築士の他建築物に
あっては建築物調査員資格者証、防火設備にあっては防火設備検査員資格証(仮称)、
建築設備にあっては建築設備等検査員資格者証(仮称)、昇降機等にあっては昇降機等検査

資格者証(仮称)の交付を国土交通大臣から受けている者とし、資格者証の交付要件、
欠格事由、定期調査・検査に関して不誠実な行為した者や不正な手段により資格者証の
交付を者等に対する資格者証の返納命令等の規定が設けられ、処分基準が明確化された。
 なお、資格者証は、国土交通省令で定めるそれぞれの登録講習の課程を修了したうえで
国土交通大臣に申請し、資格者証の交付を受けることとなった。

 

 これまで「消防設備点検」をはじめ、防火シャッターや防火戸などの防火設備の点検を
ご依頼頂いていたお客様に対しましても、私たちは「防火設備検査員」の資格を取得する
とともに、法改正に対応した知識・技術を向上させ、より一層安心してお任せ頂ける様
努力して参ります。

 

2016.02.03 WED〜アタイムからのおしらせ〜

投稿欄をご覧いただきありがとうございます。
株式会社アタイム東京支店 支店長 山下と申します。

 

この度、株式会社アタイム東京支店に消防ポンプ車を導入しました。
今回一段と作業の幅を広げ、より一層、お客様が満足していただける内容を提供してまいります。
是非、東京支店へ連結送水管 耐圧性能試験をご利用して下さい。

 

 

 

早速、連結送水管の耐圧性能試験を実施しました。

 

 

送水口から消防ポンプ車による加圧試験及び送水試験風景。